ライブツアーの静岡公演では定番になりつつあるエコパアリーナ。静岡は東海地区に住んでいる人はもちろん、関東方面、関西方面からもアクセスしやすいので、遠征先として検討している人も多いのではないでしょうか。また、自担が静岡県出身という人にとっても特別な会場になっています。
この記事では、「初めての静岡遠征!」「エコパアリーナってどんなところ?」という方に向けて、わたしの現場レポも交えながらエコパアリーナを徹底解説していきます!
エコパアリーナ基本情報
名称 | エコパアリーナ(正式名称:静岡アリーナ) |
所在地 | 静岡県袋井市愛野 |
収容人数 | 最大10,000人 |
公式ホームページ | https://www.ecopa.jp/ |
エコパアリーナは静岡県小笠山総合運動公園(通称エコパ)の中にある施設のひとつです。公園内にはエコパアリーナのほかにサッカーや野外ライブが行われるエコパスタジアム、グラウンド、芝生広場などがあります。
エコパアリーナのキャパは最大10,000人です。そのうち固定席が4,868席(貴賓席・車椅子スペース含)なので、スタンドとアリーナの割合はおよそ半々のようです。ほかの会場と比較すると、東海地区のコンサートでよく使用される日本ガイシホールのキャパは同じく最大10,000人。愛知スカイエキスポ展示ホールAのキャパは6,500人程度ですので、アリーナ規模の会場としては十分な収容人数であると言えます。エコパアリーナの座席は、ステージ反対側にスタンド席がなく、スタンド席は両サイドのみです。
エコパアリーナへのアクセス
新幹線・電車
エコパアリーナの最寄り駅はJR東海道本線愛野駅です。新幹線の駅は浜松駅または掛川駅を利用し、そこからJR東海道本線で愛野駅まで移動します。東海道本線は1時間に4本程度ですので乗り継ぎの時間に注意しましょう。JRの在来線は東海道本線のみ、すべて各駅停車ですので駅で迷うことはありません。愛野駅からエコパアリーナまでは徒歩15分です。
浜松駅利用の場合
浜松駅には一部ひかりが停車します。ひかりで東京駅から約80分、新大阪駅からは85分。愛野駅までは東海道本線で6駅、約22分です。
在来線での移動は掛川駅に比べて長くなりますが、ひかりが利用できますので総移動時間としては大きな差はありません。特に大阪方面から遠征する方は、浜松駅を経由するのがおすすめです。宿泊を考えている場合も、ホテルや飲食店が多い浜松駅を起点にすると便利なので、わたしはエコパへの遠征は浜松駅を利用しています。
掛川駅利用の場合
掛川駅はこだましか停車しませんので、こだまで東京駅から約100分、新大阪駅からは130分です。掛川駅から愛野駅までは東海道本線で1駅、約4分です。
掛川駅利用がおすすめの人は、東京駅~掛川駅間の駅からこだまに乗車する予定の人です。大阪方面から掛川駅を利用する場合は、浜松駅で降車するか、名古屋駅でこだまに乗り換えましょう。ちなみに、掛川駅はぷらっとこだまの対象外となっています。
愛野駅から徒歩15分
最寄り駅の愛野駅から会場のエコパアリーナまでは徒歩で約15分です。愛野駅利用の方の多くがエコパに向かいますので、案内に沿って行けば道に迷う心配はありません。所要時間だけ見ると極端に遠いということはないと思いますが、エコパアリーナは立地が特殊なので注意が必要です!
愛野駅前から会場入り口までほぼずっと坂道と階段が続きます。一部動く歩道が設置されていますが、メンテナンスで稼働していないこともあります。ほぼハイキングくらいの運動量になるので、ライブのために新調した厚底靴やサンダルを履いていたらしんどいかも…。エコパアリーナへの遠征は、スニーカーや履きなれた靴で向かうことをおすすめします。
とはいえ、せっかくのライブはお気に入りの靴を履きたい!ライブ前に体力を消耗したくない!という場合は駅前からタクシーを利用することもできます。予約は車いすの方のみで、乗り場に並んで利用します。開演時間に余裕をもって到着しましょう。タクシーの台数は多くないので、前後の人と声を掛け合って相乗りしている方が多いです。片道1200円程度ですが、相乗りすれば料金も安く済みますね。
車
「東名高速 掛川インターチェンジ」から車でおよそ8分です。駐車場は無料開放されていています。ただし、会場最寄りの西駐車場(袋井ゲート方面)はライブの開催日には閉鎖されている場合があるので、東駐車場(掛川ゲート方面)を利用しましょう。駐車場からエコパアリーナまでは徒歩で15分~20分ほどです。駐車場の解放状況や混雑予測が公式ホームページに掲載されていて、事前にチェックすることができます。https://www.ecopa.jp/event/
コンサート終了時に渋滞になってしまうデメリットはありますが、最寄り駅から坂があったり、会場周辺に室内で休憩できるところがないことを考えると、場合によっては車の利用のほうが便利なこともあります。浜松駅や掛川駅からレンタカーの利用も検討してみてください。
飛行機
エコパアリーナ最寄りの空港は「富士山静岡空港」です。空港からJR金谷駅までバスで約15分、金谷駅から愛野駅までは東海道本線で18分です。札幌、出雲、福岡、熊本、鹿児島、那覇の路線が就航しているので、こちらの空港を利用する方であれば飛行機で気軽に遠征できる会場です。
エコパアリーナ現場レポ
見え方・座席
キャパ10,000人の会場ではありますが、入ったときの印象はすごくコンパクトに感じました。花道や外周があればかなり近くに来てくれますし、どの座席でも疎外感なく楽しめると思います。アリーナ最後列に入ったことがありますが、バクステ側にスタンド席がないためメンバーが何度もこちらを向いてくれて、ファンサをもらうことができました!エコパアリーナはスタトロも可能な会場なので、スタンドでも自担が近くに来てくれるチャンスは十分にあります。スタンド席は18列まであり、スタトロが通るのは3列目と4列目の間の通路でした。一般的なアリーナ会場の構造で、極端に見づらい席はない印象です。
エコパアリーナ周辺の暇つぶし
エコパアリーナは自然豊かな公園の中にあり、近くにコンビニやカフェなどはありません。駅前にファミリーマートがあるので、食べ物を購入したりATMを利用したい人はここを逃さないように!アリーナの一角に小さな喫茶コーナーがありますが、席数がかなり少ないので入れない可能性が高いです。昼夜公演間に暇つぶしする場所もないので、会場前の芝生の広場にレジャーシートを敷いてピクニックしている人が多いです(笑)アリーナから出ると立っているか地面に座るしかないので、コンパクトになるレジャーシートは冗談抜きでバッグに入れておくことをおすすめします!
ひとつ隣の掛川駅は大きな駅ではありませんが、駅前に飲食店があります。ただし、愛野駅とエコパの往復で30分、東海道本線の本数も約20分に1本と少ないので、行って戻ってくる時間を考えると昼夜間の暇つぶしとして使うのは難しそうです。真冬・真夏の現場なら、浜松駅や掛川駅でレンタカーを借りて車内に避難するのもアリ。
手荷物預かり・コインロッカー
エコパアリーナにはコインロッカーや手荷物預かり所はありません。愛野駅にもコインロッカーはないので、宿泊するホテルか、浜松駅・掛川駅のロッカーに預けましょう。駅のロッカーは小さいサイズが多いので、荷物の預け先が心配な場合はボストンバッグや小型ロッカー対応のキャリーケースに荷造りしてください。
掛川駅はコインロッカーが大サイズ6扉、中サイズ12扉、小サイズが37扉の合計55扉しかないので注意!
エコパアリーナ周辺のホテル
最寄りの愛野駅にホテルはほとんどありません。新幹線が停車する浜松駅周辺か掛川駅周辺のホテルを探しましょう。おすすめのホテルをご紹介します。
北の庭 THE KURETAKESO
引用:じゃらんnet
浜松駅北口から徒歩3分。2019年に開業した、駅北エリアで一番新しいホテルです。浜松駅の北側には居酒屋や飲食店もたくさんあるので、ライブ後の打ち上げを楽しんで、すぐにホテルに帰れるのがいいですね。
大浴場があり、足を伸ばしてゆっくりとライブの疲れを癒すことができるのが、遠征時のホテルではうれしいポイントです。地元の料亭が発祥のホテルなので朝食もおすすめで、浜松名物のうなぎを使ったうなぎ茶漬けなど、こだわりのメニューを楽しむことができます。
くれたけホテル名物の17:00~20:00限定ハッピーアワーでは、アルコールを含むドリンクを1杯サービス!昼公演に参加した後や、前乗りで宿泊するときにはぜひ利用してくださいね。
▼じゃらんで見てみる掛川グランドホテル
引用:じゃらんnet
掛川駅新幹線口から徒歩1分という抜群のアクセスが魅力のホテルです!
結婚式場も併設された高級感あふれるホテルでありながら、大都市と比べてお手軽な価格で宿泊することができます。クラシカルで落ち着いた色使いのゲストルームで、ライブの余韻に浸りましょう♡朝食では地元のとれたて卵を使用したた卵かけごはんや、急須で淹れる掛川茶などを楽しむことができます。
▼じゃらんで見てみるエコパアリーナのグルメ・おみやげ
せっかくのライブ遠征、静岡のグルメやおみやげも楽しみたいですよね。浜松駅や掛川駅の周辺で食べられるおすすめのグルメ、おすすめのおみやげを紹介します。
炭焼きレストランさわやか
いまや静岡グルメの代名詞となっているのが「炭焼きレストランさわやか」。アイドルからも食べたよ~報告をよく聞きますよね。牛肉100%ハンバーグを、レアの状態から目の前で店員さんがギューっと鉄板に押し付けて仕上げてくれます。メニューやソースはいろいろありますが「げんこつハンバーグ、オニオンソース、セットはライスで!」の注文率がダントツですのでぜひ試してみてください。エコパアリーナ周辺で立ち寄りやすいのは、車があれば「掛川インター店」、駅の近くなら「浜松遠鉄店」です。
浜松餃子
宇都宮と並ぶ餃子消費量を誇る浜松の「浜松餃子」は、浜松に来たらぜひ食べたいグルメです。静岡公演のケータリングでも用意されていることが多いようで、MCでもしばしば話題に上がっていますね。浜松餃子の特徴はキャベツ多めの甘くてジューシーな味わいと、添えられたもやしです。「石松餃子」は浜松駅の中に店舗があるので、遠征のときも気軽に立ち寄ることができます。
うなぎパイ
静岡みやげ不動の定番商品が春華堂の「うなぎパイ」です。うなぎパウダーやガーリックを使用した、ほかのパイとは一味違う味わいがクセになるうなぎパイ。12本入で1,122円と職場やお友達へのおみやげにもぴったりです。定番のおみやげなので、浜松駅や掛川駅、富士山静岡空港などどこを拠点にした遠征でも必ず買うことができる安心感もあります。もし浜松で観光を考えていれば、「うなぎパイファクトリー」という工場見学やうなぎパイを使ったスイーツが楽しめる施設もありますので、行ってみてくださいね。
エコパアリーナはアクセスが不便という声もありますが、関西方面・関東方面どちらからも新幹線で移動しやすい静岡県にあり、コンサートツアーの遠征先としてとてもおすすめです。少し特殊な立地なので事前に準備や心構えが必要かもしれませんが、この記事が少しでもその助けになっていればうれしいです。みなさんがエコパアリーナで大好きな自担とすてきな時間を過ごせるよう、心から応援しています♡!